地震 との向き合い方について

2018年10月14日

地震 大国といわれる日本では、地震と向き合う必要があります。地震とはどういう現象か?また、どういう対策が必要かなど、ここでお伝えしていきます。

地震 01

 

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地震とは?

地下の岩盤が周囲から押される、もしくは引っ張られることによって、ある面を境として岩盤が急激にずれる現象のことをいいます。この岩盤の急激なずれによる揺れ(地震波)が周囲に伝わり、やがて地表に達すると地表が「揺れ」ます。

地震が起こるのは何故か?

硬い物に何らかの力がかかり、それに耐えられなくなると、ひびが入ります。地 下でも同じように、岩盤に力がかかっており、それに耐えられなくなったときに地震が起こる(岩 盤がずれる)のです。

どうして地下に力がかかっているのでしょうか。これは、「プレートテクトニクス」という説 で説明されます。プレートは、地球内部で対流しているマントルの上に乗っています。そのため、プレートはごく わずかですが、少しずつ動いています。そして、プレートどうしがぶつかったり、すれ違ったり、 片方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込んだりしています。この、プレートどうしがぶつかっている付近では強い力が働きます。この力により地震が発生するのです。

出典元:地震発生の仕組み|気象庁のホームページ

地震 02

出典元:プレート運動の模式図(気象庁のホームページより)

 

日本周辺では、海のプレートである太平洋プレート、フィリピン海プレートが、陸のプレート (北米プレートやユーラシアプレート)の方へ1年あたり数cm の速度で動いており、陸のプレー トの下に沈み込んでいます。このため、日本周辺では、複数のプレートによって複雑な力がかかっ ており、世界でも有数の地震多発地帯となっています。

地震 03

出典元:日本付近のプレートの模式図(気象庁のホームページより)

地震 04

出典元:1960年から2011年にかけての日本付近で発生した地震の分布図(気象庁のホームページより)

 

図からもわかるように、頻度が多いのは北海道~関東地方は特に多く感じます。頻度は少ないですが強いのが多いのが関西~中部、北陸地方の日本海側といったところ。鹿児島あたりも多いのかなと印象ですね。

 

では地震があった際の対策としてどういったことができるか記載していきます。

 

地震 あった場合

家にいるとき

身の安全を守る:机やテーブルの下に身を隠したり、家具の少ない部屋へ移動してください。机やテーブルがない場合には、座布団や本などで頭を保護してください。慌てて外に飛び出すことは危険です。屋根瓦やガラスの破片が落ちてくることがあります。

 

脱出口を確保する:揺れが大きいと、ドアや窓が変形して開かなくなり、室内に閉じ込められることがあります。身の安全が確保されたら、揺れの合間をみて、ドアや窓を少し開け逃げ口を確保してください。

 

火の始末をする:揺れが収まってから火の始末をしてください。火が出なくてもガスの元栓は確実に開めてください。また、停電復旧にともなう通電火災防止のため、電気のブレーカーも切ってください。地震後の火災も被害が大きくなっている要員です。

 

揺れが収まっても油断しない:改めて家族や同居人の安全を確認してください。大きな地震の後には余震が発生することがあります。倒れかかったタンス、本棚や冷蔵庫などには近づかないでください。余震によって転倒する恐れがあります。

 

外にいるとき

街頭の場合:強い揺れを感じたら、カバンなどで頭を保護し、近くの空き地、丈夫な建物の中や街路樹の下に逃げてください。窓ガラスや看板などが落ちてくる危険があります。ブロック塀、門柱、自動販売機、建設現場からは遠ざかってください。

 

自動車等運転中の場合:揺れを感じても、急ブレーキをかけることは危険ですのでやめてください。徐々にスピードを落として車を道路の左側に停車してください。避難するときはロックをせずに、キーをつけたまま車から離れてください。

(補足)離れた後に、誰かの命を守るための緊急車両などが通行できないことが一番の問題になります。

 

海岸の場合:津波の危険がありますので、揺れを感じたらただちに高台などへ避難してください。

 

共通事項

【地震発生直後】
・落ち着いて自分の身を守る。机の下にもぐるなど

【地震が収まった直後】
・ドアや窓を開けて、逃げ道を確保する
・すばやく火の始末(コンロの火を消し、ガスの元栓を閉める)・初期消火など
・家族の安全を確認
・電気のブレーカーを切る
・靴をはく(ガラスの破片などから足を守る)
・非常持出品を用意する(荷物は最小限に)

【外に出た後(余震も起こると思うので気を付ける)】
・隣近所の安全を確認
・一人暮らしの高齢者世帯などに積極的に声をかけ安否を確認。
・火が出ていたら大声で知らせ、協力して消火活動を行う。
・ラジオなどで情報を確認
・家屋倒壊などの恐れがあれば避難する
・災害情報・被害情報の収集 市の広報に注意する。
・壊れた家には入らない

事前の対策

家具の転倒防止

地震があった際によく聞く事故が家具に押し倒された等多いです。地震被害の統計などで柱、天井の崩壊の次に被害が多いそうです。家具によっては数十kgもするものもあり、身動きが取れない場合もありますし、当たり所によっては予期しないことも起こりえます。大きなTVや食器棚、大きめのタンスや本棚などは特に注意したい。

 

窓ガラスの飛散防止

地震によりいろんなものが動き回りそれが窓ガラスに負荷がかかった際に割れて、一緒に巻き込まれてケガすることも多いです。危険なため、地震が多い地域などは特に注意したい。

 

非常持出品を確認しとく

災害状況によってはすぐに復旧が出来ない場合もあるし、場合によっては食糧確保もできない場合もあるので、備えあれば憂いなしといったところ。緊急時に持ち出しできるものは最小限にできるようにしときたい。

 

避難経路を確認する

市役所などで配布しているハザードマップなどにより地域の避難場所を確認します。

 

おわりに

数年に1回は大きな地震が起こっているようです。そういった際に、いつ、わが身に起こるか分からないので心がけだけはしっかりと対策をしておきたい。少し前で言えば、熊本でもこんな強い地震が起こるともいえなかったし、それより前で言えば福岡でも強い地震が起こりました。どこで地震が起きてもおかしくない状況ですので、私の地域は大丈夫といった思いだけは、行動の妨げになるのでやめましょう。防災グッズなどは頻度が多い地域を除き、そこまで懸念する必要はないとは思いますが、災害などの情報も携帯を通して情報を送る手段となっているので、携帯は常に使える状態を意識しときたいとは思いますね。

 

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気象,生活地震

Posted by mimi